Concept
あっぷりけの集大成。
兄妹という間柄だからこそ描ける絆と恋愛。
ヒロイン達と寮で共同生活を送るからこそ見られる一面。
学園だけに留まらず街全体へと繋がっていく伝奇ストーリー。
これまで高い評価を受けた要素を踏襲して
安心感のある作品ながらも新しい作品をお届けします!
今作品はクラウドファンディングプロジェクトとして立ち上げました。
クラウドファンディングプロジェクトページは下記になります。
クラウドファンディングとは
目標額に達成しなかった場合は、プロジェクト中止となりまして、ご購入代金は振込み手数料を除き全額返金いたします。
※決済手数料、返金手数料はプラットフォーム規約に準じます。
なぜクラウドファンディングとしてプロジェクトを立ち上げたのか
しかし正直に申し上げまして、私の力不足により従来通りのボリュームでゲームを作ることができない状況になってしまいました。このままゲーム制作を続けてもファンの皆様をがっかりさせてしまうという想いも強く、あっぷりけの活動を停止しようと考えていたこともありました。
ですが沢山の方に話を聞いていただき、「まだやれることがあるはずだからやろう」と支えていただきました。このまま何も言わずに活動を停止することが一番ファンの皆様をがっかりさせてしまうと想いを改めて、今回クラウドファンディングという形でファンの皆様と向き合って、目標金額による作品ボリュームを公開しまして、ご支援を賜りたいと考えました。これまで「あっぷりけ」の作品を知らなかった方にも知っていただける機会にもなると思いますので、初めての方にも楽しんでいただける作品をもちろん目指しますが、ずっと支えて下さったファンの皆様が「こんな作品をずっと待っていた」と言っていただけるような楽しい作品を目指して頑張りたいと思います。
Story
春――新しい始まりの季節。
新天地での生活に心躍らせる悟だが、出迎えたのは故郷に残してきたはずの双子の妹、瑠璃とそのお付きで幼馴染の鏡花だった。
せっかくの新天地に代り映えのしない顔ぶれに落胆しながらも、悟は新しい生活を始めていく。
そこは見る物が新鮮で驚きと出会いに包まれていた。
姫様と呼ばれる実の妹――瑠璃。
幼い頃から共に過ごしたメイド――鏡花。
クールな先輩――透子
オカルト好きな生徒会長――未来
彼女達との出会いと交流。それから不慣れな寮生活。
しかし、楽しい生活の中にも徐々に暗い影が落ちていく。
悟は瑠璃と共に立ち向かい、やがてこの街に隠された真実に辿り着くのだった。
Character

「兄さん……またそのような事をして。実家はどうあれ、今怠けると将来的に兄さんに返ってくるんですからね」
主人公の妹。実家の人間からは姫様と呼ばれる。生まれつき左目がなく、閉じている。そちらは髪の毛で隠している。未来予知の力があり、その力を使う時だけ無いはずの左目が開く。その時の光彩が猫のような目になっていて、赤く染まっている。観測した未来を確定する力があるが、体力を非常に消耗する。
八重垣家は幾重にも広がる未来を予知してきた家系であり、未来予知の力を持つ瑠璃が次期後継者となっている。
双子として生まれ、片方は能力を得て、もう片方は代償として神への供物とされるが、悟は右腕だけを代償として生き残ってしまった。そのため出来損ないとされ、未来予知を持つ瑠璃を次期後継者としている。
実家ではそのような扱いだったため、人前では兄と一線を引いた態度を取り「兄さん」と呼ぶが、二人きりの時では態度が変わる。
その変化っぷりは二重人格を疑われる程。
また、双子だが悟と瑠璃では誕生日が数日違う。悟を出産した後に陣痛が収まってしまったため母体に多大な負荷が掛かり、瑠璃を生んだ後に亡くなってしまった。
「悟ちゃん、また何か考え事してる……どうしたの? 瑠璃ちゃんの事?」
瑠璃に仕えるメイド。二人の同級生で幼馴染。稲田家は古くから八重垣家に仕える家柄で、彼女も瑠璃の事を「姫様」と呼ぶ。
瑠璃と一緒に行動している時は、従者としての態度を崩さずにメイドとして徹しているが、職務から離れている時は一人の幼馴染としての顔を見せる。


「新入生? ……そう。あなた達が……よろしく。話は聞いてるわ」
悟たちの母の旧姓である、西ノ宮家の一人娘。
遠い親戚だが、親戚づきあいはなく、面識を持ったのは学園に来てから。クールで口数が少なく、何を考えているのかよく分からない。
あまり友達付き合いも無いらしい。
「うふふ、今日はどこを探検に行こうかしら」
学園の生徒会長。おっとりとした女の子で、いつも笑顔を絶やさない。不思議な物や新鮮な物が大好きだが、男女間の事には疎い。
悟たちが入る寮の寮長をしている。
寮の中ではラフな格好で過ごす事も多く、目の毒になる事も。生徒会の活動が無い時はオカルト研究会で過ごしている。子供の頃に幽霊を見た事があり、いつか解明したいと思っている。


「トーコちゃん? ……あ、西ノ宮先輩の事ね。昔から知ってるんだ。中学で同じ部活だったからね」
クラスメートの女の子。
瑠璃や鏡花と仲良くなる。透子とは中学からの先輩後輩の関係。

「本当にあの子ったら……困ったものねぇ」
主人公たちの担任。初芝未来の姉。彼女が先生としている事で、未来は生徒会長をやらされてしまった経緯がある。不思議な物が好きであちこちにフラフラと出歩く未来を心配している。

「まったく。未来は隙がありすぎるのがなぁ……あんたらも注意してやってよ」
3年生の生徒会役員。
未来の友人であけすけな性格をしている。
人をからかうのが趣味な所があり、知り合ったばかりの主人公たちにも気安く接してくる。夜中に一人で心霊写真撮影にも行ってしまう未来を心配しており、主人公たちが付き添ってくれる事をよろこんでいる。
部活は女子サッカー部。

「私の要求は既に伝えた通りだ。前向きに考えてくれる事を期待する」
土地の買収をしている地上げ屋を支援している謎の女。女子大生らしいが、何故彼女がこのような事をしているのかは不明。主人公たちと対峙するが、卓越した運動神経や頭脳により翻弄されてしまう。

「実家であれこれ言われても、俺と瑠璃には関係ない。でも、兄貴としてはあいつに幸せになって欲しい」
九州の名家である八重垣家に生まれた長男。
しかし、跡継ぎの地位は妹が得ており、実家では肩身が狭い思いをしていた。
妹の勧めにより、天都原学園に転校してくる所から物語は始まる。
生まれつき右手がなく、義手になっている。
本人の意思通りに動く高性能義手のため、日常生活に支障はない。
存在しない右手はこの世ならざるモノを掴む腕とされている。
妹の瑠璃が次期当主。本人は失敗作として扱われたため、実家に対して苦手意識を持っている。
妹の事は大切だが、自分とは違うというコンプレックスも内包している。
Special Talk
前説
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「みなさん『クロスコンチェルト』へようこそ。 私は八重垣 瑠璃と申します。どうぞお見知りおきを」 |
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「その兄の八重垣 悟だ。よろしくな。 さて、今日は作品紹介という事だけど、まずは俺達の自己紹介からしておこうか」 |
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「そうですね……私達、兄妹は九州にある八重垣という家で生まれました。 少々変わった家で、その近所はとてものどかで静かな所です」 |
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「……正直に何もないド田舎って言えよ」 | |
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「人前でそのような事は。ただそこでは進学するために他県に出るか、もしくは家に残るかの二通りしかなく、私達は外に出る事を選んだ訳です」 | |
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「正直、瑠璃がこっちに来るとは思ってなかったんだよな。俺一人で来るつもりだったから」 | |
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「薄情な事をさらりといいますね」 | |
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仕方ないだろ。お前は家では大事にされている感じだし、むしろ俺が居ない方があの家は順調に回るだろ」 | |
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「家と兄さんにとってはそうかもしれませんが、そんな所に一人残される身にもなって下さいね」 | |
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「ひ、姫様。おひとりではありませんっ。わたしはずっと味方です!」 | |
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「……そうね。鏡花。ありがとう。ではあなたも自己紹介を」 | |
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「は――はい! 稲田鏡花と申します。幼い頃から八重垣のお家に仕えさせて頂いています」 | |
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「こんな事を言ってるけど、俺や瑠璃と同じ年だ。見た目も小さいけど……あ、でも年下に間違われた事はなかったよな?」 | |
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「それはそうだよ。だって八重垣のおうちの人や関係者なら誰でも知っていたもん」 | |
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「となると、こっちに来てからはそうみられる事もあるかもしれないって訳だ」 | |
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「う……それはちょっと嫌かも…… そ、それは出来ません。姫様にそのような事は言えませんし、知られたら怒られてしまいます」 |
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「はいはい。そちらは今後に期待かしらね」 |
舞台紹介
―寮―
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「そうしてめでたく家を離れられた訳だけれど、当然ながらいくつか条件が付けられてしまったの。一つが、実家と関わりがある場所。この学園は私達の母親が通っていた所なのですよね」 | |
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「ド田舎だからなぁ。外から人が来ないと家の存続すら危ういしな」 | |
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「でも母さんはなんであんな田舎に嫁いできたんでしょうね。それは今になっても不思議です」 | |
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「……本当にな。今では聞く事も出来ないし」 | |
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「どうしたの? 真面目なお話?」 | |
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「ああ、初芝先輩」 | |
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「寮長をしている初芝未来です。生徒会長兼オカルト研究会部長もしています」 | |
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「前々から思ってたんですが、寮長に生徒会長に部長掛け持ちは大変じゃないでしょうか?」 | |
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「そんな事ないよ~。あまりお仕事もないしね。美加ちゃんも手伝ってくれるから大丈夫だよ」 | |
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「……瑠璃のお株を奪うようで悪いが、未来が見えた」 | |
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「うふふ、未来ちゃんだけにって?」 | |
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「そういうつまらない冗談言ってると、手伝いませんからね」 |
舞台紹介
―学園―
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「こちらが学園です。私達がこの春から通い始めた所ですね」 | |
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「人が多いよな。正直あまりの人数に酔いそうになる」 | |
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「全校生徒12人だった地元と比べてはいけないと思いますよ」 | |
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「街の人数も大きいしな。 数百人しか住んでない村からやって来た俺達にとっては買い物行くのも一苦労だ」 |
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「そうですね……新しい発見があるのは良いんですが 人が多い所は苦手です」 | |
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「その目じゃなぁ。鏡花と一緒なら大丈夫だろうけど」 | |
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「兄さんの手でも買い物は大変そうですね」 | |
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「俺は慣れてるから何とでもなる」 | |
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「あら……八重垣の……」 | |
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「あ、透子先輩」 | |
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「西ノ宮透子よ」 | |
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「西ノ宮というのは私達のお母さんの旧姓でもありますよね」 | |
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「そうみたいね。いわゆる遠い親戚。といっても、面識もないほど離れているけれど」 | |
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「俺達が進学を許されたのも、透子先輩がいるのが理由みたいだな。実家からの監視を期待されたのかもしれないけれど……」 | |
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「そんなめんどくさい事を頼まれた覚えはないわ。連絡はあったようだけれど、それとなく気にしてくれとだけ言われたもの」 | |
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「先輩がこういう方で本当に良かったですね」 | |
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「まったくだ。 そんな先輩だけれど、最近は何かあるらしいですけど……」 | |
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「……そうね。厄介な地上げ屋がいるのよ。 その関係でちょっと色々とあるわね。 まぁ……地上げ屋自体は別に問題ないのだけれど、取り仕切っているあの女がね……」 | |
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「あの女?」 | |
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「何でもないわ。気にしないでちょうだい」 | |
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「大変そうですね……。 ですがもしも学園に関わる事なら、私達も無関係ではいられないですし」 |
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「そうだな……何事も無いのを祈っておこう」 | |
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「……兄さん。それ絶対にフラグですよ」 |
後書き
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「私達の紹介とクロスコンチェルトの舞台、いかがでしたでしょうか」 | |
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「今回は自己紹介を兼ねていたけれど、また機会があったらお便り掲載もやってみたいな」 | |
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「では皆さま、今日はこの辺りで失礼します。 またお会いできる日をお待ちしています」 |
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「……おにいちゃーん。 沢山喋って疲れたぁ」 |
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「地が出てるぞ」 | |
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「もう誰もいないから、いいもん別に。 アイス、アイス買って!」 | |
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「……はいはい。まったく……」 |
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